NUOVO CINEMA PARADISO

誰も知らない
南イタリアのシチリアの
山間の小さな村の空です。

皆さん新年はどのようにお過ごしでしょうか?今日から働かれていらっしゃる方もいるんでしょうね。
ウチは無理せずゆっくりのスタート、普段できないこととかもゆるゆる片付けながら過ごしています。
昨日は箱根駅伝を見て明治神宮やら神社周りで1日を終えました。
そんな昨晩、なんだか無性にこの映画が見たくなって夜中まで見入ってました。
ニューシネマパラダイス。古い映画です。

おそらく自分の見てきたたくさんの映画の中で3本に入る映画。
ストーリーは割愛しますが、随分前にシチリアに行った時にその舞台になった村を訪れたことがあります。
映画ではジャンカルドという名前の架空の村ですが、調べるとパレルモから南にさほど離れていない小さな村。
宿のタオルミーナから行けない距離じゃなかったのでレンタカーを飛ばして・・・
この広場が映画館を中心に時代とともに変わっていく光景が目に焼き付いていましたが、まさにそのままでした。

その舞台となった広場がここ。
イタリアの田舎ならどこにでもある風景ですが実際に訪れると一気に映画のシーンが蘇ります。
まぁ独り言ですがわざわざ行く楽しさの究極、日本なら遥か離れた、映画でも観ていなければただの何もない村。
想いを馳せるのも勝手、ただの妄想ですがそれもまた良し。
わざわざそのためだけが目的っていいと思いません?

やっぱり何もない村
なんでもいっぱい揃ってる国に住んでると静かな時間の流れがたまらなく良いです。
でも映画の中で村は事実映画以外の楽しみも少なく、村を離れて職を求め去る人、、、
若者には未来がある、村を捨てろ、過去と別れろと。

ないものねだりでしょうか。

シチリアの田舎より