オリンピック昔話

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今から40年前、おっさんが自転車ばっかりいじっていた時代はまだ雑誌しか情報がなかったのね。

そんな頃、モスクワ・オリンピックに自転車競技で挑戦する長義和!っていう記事に釘付け!

テレビで放映なんてされやしないだろうけど、サイクルスポーツか朝日ジャーナルにきっと記事が出るさ。

だから、その頃の彼のマシンDE ROSA(自転車)と彼は憧れでした。

カラー写真もまだ少ない時代に挑戦する記事を穴が開くほど見ていたよね。

でも、そのモスクワ・オリンピックは政治的な判断で日本は不参加と。。。

いろんな選手たちが泣き崩れていた映像を鮮明に覚えています。

戦いの場を奪われた選手たちのあの涙は今でも忘れられないんだよなー。

確か長選手は、プロの競輪選手はオリンピックに出場できないという当時のレギュレーションで、プロになるの夢を諦めてオリンピック一本に全てを掛けた。

それが全てなくなったと記憶しています。

金メダル最有力だった柔道の山下のところに届けられた手紙には、こんな状況でもオリンピックに出場したいお前は何様だ!って書かれていたと思います。

 

今回のTOKYOオリンピックも、このパンデミックの中、無観客で盛り上がらない、選手は参加をやめるべきだ、IOCは、政府は、東京は、みんなポンコツだ・・・色々な意見がありますね。

商業的に大きくなりすぎたスポーツの祭典、確かにお金の匂いも、誰が得するとかの話になりやすいですが、選手たちはそんな雑音を気にしないで自分の全てを出し切って戦って欲しいです。

 

観客がいなかろうが、競技ができる喜び以外選手にはないんじゃないのかな。

選手にとって一番辛いのは戦いの場を奪われることなんだから。

 

過去の話をするのはおっさんの悪い癖です。

 

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恐れずに言うなら、こんな状況下でもオリンピックをちゃんとできる国ってすごくないの?

どの国でもなかなか安全な開催は難しいんじゃないかな〜(やめられない前提ね)

あるイベント主催者の独り言です。

がんばれ日本!