昨日、10数年ぶりくらいに「北の国から・遺言」のDVDを見ました。好き嫌いが分かれるまぁ古臭いドラマとも言えるのかもしれません。
不思議ですが、テレビ放映された1981年頃はドラマ自体に全く興味なし。
劇中の純(吉岡秀隆)の気持ちに近くて、なんで不便な田舎暮らしわざわざしなきゃいけないんだって思ってました。
いつも世代のギャップ、地域のギャップ、現実で十分!いろんな見たくないトラブルばっかり。
それがだんだんこの中畑のおじちゃん(地井武男)や、五郎(田中邦衛)の気持ちに近くなって行ってる自分がいます。
新しいものを追っかけたり、刺激を求めるところから段々。。
ご近所で何度かお店にもお越しいただいた地井さんも他界してだいぶ経ちます。
ドラマなのか本当なのかも混濁していくように自分たちの日々も過ぎて行きます。
ドラマなんかに人生観語られたくなんかないって言ってる人もいますが果たしてそうなんでしょうか?
原作者の倉本聰の話を昔聞いたことがありますが、彼の伝えようとしているのは、その時代の主流的価値観を否定しているのではなく、物事には2面性があり、自分で気づく、または探せばいいと言っているに過ぎないと思います。
ただ便利とか目の前のことだけ簡単に片付けるだけの生き方では、人生が豊かにならないって言っているんじゃないでしょうか。
所詮ドラマですが、昔より見方も感じ方も自分の中で大きく変わったのを強く感じました。
20歳代では感じない、もうちょっと深い感覚も立派なおっさんです。
どうでもいい話ですが、宮沢りえに特別の感情はないのですが、彼女の登場する場面がとても好きです。
そしてとても切なく、テーマが流れると泣けてきます。
なんでしょう。
ただただ切ないんです。
あくまで個人の感想ですからどうでも良い方はスルーしてください。
でも、誰か同じこと感じる人いるんでしょうか?
ちょっとしたDVD感想文でした。
では。